生産者インタビュー|長崎和牛生産者 田中さん-佐世保市
大自然で元気に育てた長崎和牛
和牛子牛の生産を行われている田中広昭(たなかひろあき)さんにお話を伺いました。
長崎和牛の繁殖を始めたきっかけ
自衛隊を定年退職し、元々は、親が5頭ほど飼っていたことから、親の意思を継いではじめ、規模拡大に取り組みました。和牛というと、有名な産地は飛騨牛、神戸牛、それに続く鹿児島、宮崎といった畜産王国がありますが、それに負けないように長崎も頑張っています。宮崎や鹿児島からいい牛を買い、交配し、肉質の良さを目指しています。
大変なこと、またやりがい
農産物は天候に左右され大変と聞きますが、牛についても不慮の事故等が多く、日々何か不自然な点がないかを毎日観察するのは大変な作業です。それでも安全に出産して、すくすく育ってくれるのを見るのはとても嬉しく、やりがいに繋がっています。
おすすめの食べ方
やはり、焼肉が美味しいとは思いますが、私はすき焼きで食べるのが一番美味しいと思います。
1日の流れは
私は、牛たちよりも先に朝ごはんを食べないのをモットーとしていますので、朝6時に牛たちに餌をやり作業をした後に、朝食をとります。昼は飼料用の作付けや収穫の作業をして、夕方4時頃からエサやり作業を行います。
夢
私が繁殖を行っている場所は、標高330mありまして、昼夜の寒暖差が激しいということで、米、お茶、また肥料等とても良いものが栽培されています。それをいっぱい食べさえることで、良い肉質の牛が育つと思っております。その育てた牛を肥育農家の方に素晴らしいと言ってもらえるような子牛を育てていきたいです。