生産者インタビュー|西海みかん農家 古川さん・田中さん-佐世保市
選りすぐられた高品質なみかん
佐世保市でみかんの栽培を行っている古川 喬也(ふるかわ たかや)さんと、田中 明寛(たなか あきひろ)さんに話を伺いました。
ながさき西海柑橘部会に所属している部会員は290名ほどいます。メンバーの年齢層は、20代から80代と幅が広く、祖父、父、子と3世代に渡り、みかんを作り続けられている方もおられ、家族全員で一丸となって「西海みかん」というブランドを支えられています。
―西海みかんの特徴―
西海みかんの特徴としては、シートマルチ栽培を行い、徹底した水分管理を行っていることです。水分管理を徹底し行うことで、高品質な美味しいみかんを作ることができます。
また、ブランドの指定制度があり、登録された園地から採れたみかんについて、糖度が12°以上が「味まる」、13°以上が「味っ子」と呼んでいます。
また、佐世保温州という品種のみですが、糖度14°以上が県下統一の「出島の華」という最上級のブランドがあります。西海みかんは、こうした甘味に加え、酸味とのバランスが良いのも特徴です。
―他産地との違い―
有機質肥料を中心にこだわった飼料を使い、西海みかんらしい高品質のみかんを栽培することにこだわっています。
また、シートマルチ栽培についても他産地との違いとなります。
―今後の夢―
西海みかんで自慢できることはやっぱり美味しいみかんというのが一番だと思います。
これからも今まで先人たちが培ってきた技術を後世につなげられるように自分たちも切磋琢磨しながら、高品質みかんの安定生産に向けた栽培を頑張っていきたいと思います。