生産者インタビュー|マンゴー生産者 松本さん-佐世保市
佐世保市内でマンゴーを栽培されている堀内フルーツファームの松本さんに話を伺いました。
―生産背景―
他の産地とは栽培方法が異なる鉢植え栽培を行っています。
1本の木になる個数を25~30個に制限することによって、1つ1つの実に養分がいきわたり、大きな実を作ることできます。
1つ1つお姫さまのように可愛く、栽培工程でも愛情を込めて育てることから、プリンセスマンゴーと名付けられました。
―作業で大変こと、こだわり―
日々の中で一番大切なのは、温度管理と水管理です。
特に、温度管理をする上で一番大切なことは、花が満開の時に、温度を一番高くすることですが、その時に温度が1~2度違うだけで、実がならなかったり、花が散ってしまったりします。ここが一番のポイントであり、重要な作業となるので気を使います。
また、1つ1つの枝を観察しながら、実に傷がつかないように、葉っぱを避けたり、色付きを良くするために、マンゴーの向きを変えたりすることを行っています。細かいことなのかもしれないですが、美味しいマンゴーを作るうえで必要なことなので、こだわって丁寧な作業を行っています。
他にも肥料にもこだわりがあります。複数の肥料のブレンドしたものを木の生育によって、その都度その都度与え、栄養が十分いきわたるような管理を行っています。
―やりがい―
マンゴーの花が咲き、身が大きくなっていく成長の過程で、どんなマンゴーを作りたいか、どんなマンゴーができるか期待を込めながら栽培を行っていますので、収穫するときに自分が目指すマンゴーができたときにとてもやりがいを感じます。
―美味しさの見分け方法―
色が良ければいいわけではなく、どちらかというと、赤い方が美味しいと言われています。また甘い香りの強いものを選ぶのがおすすめです。
―今後の夢―
これから更に良いマンゴーを作り、全国に長崎のマンゴーの美味しさを広げていければと思っています。