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2021.01.27 インタビュー

生産者インタビュー|アスチルベ生産者 浦さん-佐世保市

独自の栽培技術で国内生産9割を占めるアスチルベ

佐世保市内でアスチルベを栽培している浦純二(うらじゅんじ)さんにお話を伺いました。

アスチルベ生産者の浦純二

―他の産地との違いや魅力―

大きな強みは、アスチルベの国内生産量の9割ほどを佐世保で栽培している事です。
普通は花苗を植える時に、色を最初に決めてから定植しますが、部会ではアスチルベの色を3色と決めて定植を行っており、白が2色とピンク1色になります。
そこにお客さんから要望された色を、独自の技術で染色して出荷をしています。

アスチルベ栽培の圃場

―作業の流れ―

今の時期であれば、私はアスチルベ栽培の圃場が2箇所ありますので、二日に一回、午前中に花採り作業を行なっています。
その後、採った花を選別して出荷準備を行い、翌日は箱詰めなどの出荷作業をしています。
また、稀に虫などがついたりするので、農薬を散布したり、水やり作業があります。

アスチルベ栽培の圃場

―作業で大変なこと―

大変なのは、花の背丈が低いため花採り作業で腰を曲げての作業と、来年のために株の掘り上げという作業が出てくるのですが、その作業が大変だと思います。
一方で、他の花のようにネットを張ったり、定期的な薬剤を散布したり頻繁にしなくてよいので、栽培管理自体はそんなに大変ではありません。

―やりがいを感じると―

佐世保の部会が市場9割ということで、全国の花屋さんからのニーズが高く、「アスチルベ綺麗だったよ」とのお花屋さんからの一言が、嬉しいですし、やりがいとなっています。

アスチルベ生産者の浦純二

―長持ちさせる秘訣―

毎日水を変えるというのが一番ですね。その時に5mm~1cm程度の茎の端を切ってあげると割と長いこと綺麗な発色の状態を保つことができます。
発色は枯れてもそのままですので、ドライフラワーにしてもその色が残り、綺麗なままとなります。

―今後の夢―

一株一株定植を行っていますが、個人差があり、一株からの立ち本数にばらつきがあります。今後、一株からの立ち本数を多く採れるように、良い株を作る栽培技術を高めていければと思っています。それがいい花を作ることに繋がり、多くの方にしっていただけるものとなると思います。

アスチルベ

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